
(地天泰)
「当たるも八卦、当たらぬも八卦」という言葉があります、八卦(はっけ)は中国で生まれた古い占いで大変に長い歴史があります。
卦には八つの形があってそれぞれに意味があり、その卦を上下に二つ組み合わせて判断の基準とします。
表示してる卦は、上が坤(こん)で下が乾(けん)です、これを「地天泰」と言って時代劇などでは易者の看板にもなってる卦の形です。
八つの卦が二つですから、八×八の六十四卦の種類がありこれを「六十四卦」と呼んでいます。
そして、卦にはそれぞれにポイントが付けます、これを爻(こう)と言って六つの卦があり、一番下の爻(こう)を初爻、次に下から二番目の二爻、三爻、四爻、五爻、最後に一番上を上爻と呼びます。
同じ卦でも、爻(こう=ポイント)の場所で意味合いも大きく違ってきますから、六十四×六で三百八十四通りの判断となる上に、伺う項目によっては同じ卦の同じ爻であっても吉凶が大きく違っても来ます。
そして、八卦ではやってはいけないルールがいくつかあります、その一つに同じことを二回繰り返して伺う事です。
最初に出した卦の結果が良くなかったと言う事で「もう一回見てみよう」と言うのはご法度です。
恥ずかしい話ですが、私が若いころに家族で海外旅行するのに旅行の安否を八卦で伺った時に良くない卦が出てしまって、悔しいのでもう一度 八卦を立て直したら全く同じ卦の同じ爻が出てしまってびっくりしてその旅行を取りやめたことがありました。(休暇の時期は変えれないので国を変えて別の国に行きました)
こんな事は滅多にあるものではなく、卦と爻の数は、三百八十四通りですからその二乗となりますので、十四万七千四百五十六分の一の確率です、普通なら出るはずがない確率ですから恐らくは、八卦の神様に叱られてたのかも知れません。
そしてもう一つは、賭け事とか邪悪な企みでの八卦判断は当たらないと言われています、なので、そういう事を占った昔の人が結果的に外れていたので「当たるも八卦、当たらぬの八卦」と言ったのかも知れませんネ。
この項では八卦に関した経験談や不思議な話を綴ってゆきたいと思います。

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