小生のサラリーマン時代の同僚の(後に何故か上司になった)男がいて実に危険人物なる輩がいます。奴の身体に触れたその瞬間に数メートルは吹っ飛ばされると言う全身凶器のような男だ。こう書けばどんな狂暴な奴だ!と思われるだろうが普段は至って温厚などちらかと言えば弄られキャラなのだが所謂 武道家と言うヤツで今では自分の道場を持って多くの弟子を抱えるだけではなく海外にも武術を教えによく行ってます。
そんなある日、彼と酒を飲んでいて彼が言うに「中川さんは四柱推命をどの程度お弟子さんに教えるんですか?僕は肝心なところは教えないというか、そういうのは自分で身体で会得するものだから、、、云々」
そこで「僕は全部教えるよ、でも八割は見事に忘れてはるわ、早稲田の政経学部卒の才女でも半分も覚えてなかったときは俺が泣きそうになったけど、、、。😂」
武道の場合は、肝心のコツを安易に教えると相手が外人の場合は元のパワーが桁違いな上に来年また会うまではその技ばかり練習してきてこちらの腕や指の骨折られるから、、、と言う理由だそうだ。
それと一つの技だけ練習してると全体の上達が却って遅れてしまうと言う意味もあるそうだ。
それに比べて四柱推命は覚えることが多すぎるので授業の度に完結して教えなければ間に合わないと言う時間的制約もある。例えば小生が四柱推命を学んだのは三年間で全て学んだが僕は二年強で一気に詰め込んでるのでどうしても無理があるのも仕方の無いことですが、全てを勉強し終わった時点で異口同音にお弟子さん達が言われるのは「私、全く分かってません、、、」と自信なく言われます、しかしそれは当たり前なのです、何故なら全てを習った時点で四柱推命と言う壮大な料理があるとすれば、その材料を素材屋から仕入れただけに過ぎないからです。これから何年もかけて素材を加工して煮炊きしたり焼いたり揚げ物にしたりして、始めてどんな命式にも対応できるようになると言うものだからです。
四柱推命が終われば九星気学と八卦の勉強であと一年半程授業が有るのでその間に大まかなコツを固めるようにはさせてもらっています。
九星気学も八卦も全て終わってからでも補習授業を開いていますが、中にはツワモノが居て補習授業で多くの人の鑑定をして勉強してたら、どうやら僕に黙って既にHPを立ち上げて鑑定依頼を受けては分からなかったり不安だったりする判断を僕に補習授業で判断させてたお弟子さんもいてましたが、普通の師匠なら出し抜かれた!と言うことで激怒もするでしょうが僕は怒るどころか、そのお弟子さんのその才覚に感動したほどで、今ではそのパターンを全てのお弟子さんにお勧めしています。😆
そうこうしてる内に一年半か二年もしたら補習授業もしなくなって、始めて一人立ちしたんだな、、、って安心して見送るようにしています。
この勉強は全て習い終わってからしっかりと会得するには長い人で十年、早くても数年はかかりますが、それだけに的中率は抜群なものがあります。
話は戻りますが、分からないと自覚してる人は上達も早いですが、分かったと錯覚してる人は一番完成度が低くなります。
常に謙虚に真摯に占いと向かい合って精進する人が上達も早いのです。