今から10年前、【占い Kougetsu】はこの業界でも初めてのインターネットによる「四柱推命Web教室」を始めました。
当初、ネット授業で使わせていただいてたのは、Yahooチャットという無料の通信ソフトを使った授業で、そこでお弟子さんのみを招待できる「個室部屋」を作って、主にボイスのみで授業をしていました。そんなYahooチャットも二年ほどで閉鎖となり、その後は、SkypeやLINEを併用して授業を進めています。
今まで多くのお弟子さんを育てさせていただきましたが、基本的にはボイスとテキストのみの授業ですので、どのお弟子さんとも声のみで顔を合わせたことがありませんし、もちろんお弟子さんも私の顔を知りません。
一回の授業は基本的には一時間半と設定していますが、殆どは三時間近く費やしています。三度の授業で一か月としていて、四柱推命だけで25か月(78回)、九星気学(方位吉凶鑑定)で二か月(6回)、八卦易学で13か月(39回)の授業となります。
しかし、四柱推命の勉強を25か月で終えた時点で、全員のお弟子さんが異口同音に仰られるのは「これだけ学んでもほとんどわかっていません・・・」と言われています。でも、それで当たり前なのです。25か月かけて実に膨大な量の四柱推命の資料を基に勉強してますが、25か月経った時点では四柱推命という素材をすべて目の前に揃えただけに過ぎないのです。料理で言えば、すべての食材を仕入れたにすぎません、これから、それらの食材を下ごしらえして、どのような料理を作るかなのです。
煮たり、焼いたり、揚げたりするテクニックも授業中にはもちろん丁寧に教えていますが、人間はそうは簡単には覚えきれるものではありません。人間には「忘却線」と言うモノがあって、一度勉強しただけではほとんどをすぐに忘れてしまいますので、何度も何度も繰り返し勉強してそのうちに知識が定着してゆきます。

昔のお弟子さんで、早稲田大学で一番偏差値の高い学部を卒業されてた女性のお弟子さんがいましたが、その方ですら忘却線は健在?でした。(笑)四柱推命は、その時々の勉強をすべて記憶するのではなく、理論を理解し納得してもらう事をお弟子さんにはお勧めしています。(その方が近道だからです)
何故なら、あれだけの事を覚えようとすると却って無理が祟って最後には理解すらできなくなるからです。
特に四柱推命の場合は同じような命式で同じような運勢であっても、命式のタイプによって吉凶の運気も、開運のための手段も全く真逆となる場合があります。
要するに四柱推命の判断は、その人の命式がどのようなタイプの命式であるかを的確に判断出来たらそれで充分なのです、あとはテキストを見て(シラ~とカンニングして)判断すればいいだけです。(笑)
四柱推命の次に勉強するのは九星気学です。これは一定の法則を覚えるだけで、それに従って判断すればいいだけですので僅か二か月で終われますが、九星気学の場合は間違った判断をすると当事者様を殺してしまったり、死ぬにも死ねない生き地獄を体験させてしまう事にもなるので、その点だけに注意を払うようにお願いしています。
その次が八卦・易学です。八卦は、八つの卦(乾・兌・離・震・巽・坎・艮・坤)からなる占いですが、上下それぞれに卦を出して、8×8=64通りの卦があって、これを六十四卦と呼ばれています。八卦は乾為天から始まって、天地否までがあって、これらを順番にすれば一つの物語となっています。そして、人生の究極の哲学でもありますので、八卦を勉強することで人間的にも厚みが出てくることは間違いないでしょう。
例えば少々のトラブルがあっても、八卦で人生での時の流れを会得することで「天がどちらに味方してくれるか」を知ることもできますし、現実にそのようになってゆくからです。
また、八卦は四柱推命では占えない事を占う事が出来ます。例えば、男女の相性も四柱推命では互いの生年月日がわからないと判断できませんが、八卦は相手の生年月日が不明でも判断することができます。
こう言えば特に八卦は特別な能力(霊感など)が必要では?と思われがちですが、別に霊能力がなくても、常日頃からの神仏やご先祖様への真摯な信仰心を持っていれば、自ずと正しい卦を得られるようになります。そういう事を四柱推命の勉強中にも繰り返し小生の体験談などをお話しして理解してもらっています。(だから、授業時間も倍になるのですが・・・^^)
四柱推命も、九星気学も、八卦易学も単なる占いではありません。少々大袈裟ですが「人生哲学」とでもいうべき勉強となります。
「なんでこんな運勢に生まれてきたのか・・・」と絶句する命式のお弟子さんもいらっしゃいましたし、鑑定依頼者の方も多くいらっしゃいました。
でも、大切なのはそんな自分の運勢運気を嘆くのではなく、どうしたらこれらの運気を家族や子孫に影響させないかを悟るのが四柱推命鑑定であり勉強だと【占い Kougetsu】は考えています。
悪い因縁を「業(ごう)が深い」と言います。
そんあ悪い因縁が影響しても来ますし、されもします。
その理屈が理解できそうな人にこの勉強をお勧めしています。
【占い Kougetsu】