運が良いとか悪いとか、人は良く口にします。
運の良い人はとはどういうことかと言えば、生きてきた価値がある人生を送ってきた人だと思います。
例え金運が無くても良い家族を持った人は生きてた価値のある人生ですし、それだけ運にも恵まれてきた幸運な人だと思います。
逆に運の無い人は、人生を終えた後に何も残してない、残せてなかった人なんです。
これから寒い季節になると、区役所の裏の入口の所にある掲示板には所謂「行き倒れ」「野垂れ死に」の人の記録が多く貼ってあります。
年齢、氏名、本籍、等々すべて不詳で分かってるのは性別くらいです。
そしてご遺体の発見場所で意外に多いのは雑居ビルのトイレです。
寒い夜、少しでも暖まろうと入ってきたトイレで、気持ちが萎えてホッとして命を終えるのでしょう。
所持金は大概はゼロの場合がほとんどです、路上で亡くなった人は同じくホームレスに金目のものを盗られてる可能性もあるからですが、持っていたとしても数円程度です。
一人の人生の証が、一枚の紙切れで終わるのも切ない話です。
人は自分の運勢からは逃げることができません。
脱げれるはずが無いのです。
最後は自分の運勢のままの結果で死んでゆきます。
残酷ですが、それがその人の生き方だし運勢なのです。
私のお弟子さんから聞いた言葉があります。
「人は生きてきたように、死んでゆく」のだそうです。
確かにそうかも知れません。
そして僕は「人は自分の運勢通りに死んでゆく」のだとも、、、。
