今日は一人のお弟子さんが四柱推命、九星気学、八卦易学の全ての勉強を終えて卒業されました。
そのお弟子さん曰く「四柱推命も全く分かってないです」と、自戒を込めて仰られていましたが、今日までの勉強は四柱推命、九星気学、八卦の全ての資料を手にして、僕はその資料の説明をしてただけなに過ぎないのです、占いの本当の勉強は実はこれからなのです。
なので今は分からなくて当たり前で、この時点で「分かった」と思ってる人は大いなる勘違いしてるだけなのです、と励ましました。
今日卒業されたお弟子さんの様に自ら「分かってない」という事を自覚している人ほど実は将来は有望な占い師さんになると僕は思っています。
曰く小生も、四十年前にこの勉強を終えた時は、サッパリなんの事やら分からないままでした。暫くは自分のアホさ加減に放心状態でしたが、数ヶ月後からまたテキストをイチから読み返してテキストの隙間にびっしり書き込んだ師匠の言葉の一言一句を新たに別ノートに書き起こして(これが今も授業で使ってる虎の巻の基本のテキスト)、頭の中をイチから整理してました。
僕の場合は五年かけて師匠から学んでましたので、もう五年掛けて、自作の虎の巻テキストを何度か読み返してるとなんとなくですが「運勢鑑定のコツ」というのが会得できた気になりました。
そうなって来ると面白くなるもので、その後も何度も復習してたら、今度は人の運勢が幼少の頃から終わりに至る間のことが走馬灯のように脳裏に浮かんでくるようになってきました。

全てのお弟子さんには、勉強では授業中の僕の一言一句をメモ書きするように勧めてますし、PCでの録音も推奨しています。そんな僕の発する言葉は僕の師匠の言葉以外にも僕自身の経験談や四柱推命での新しい判断法も積まれてますので内容としては相当な分量となります、それをそれを繰り返し復習するのも大変でしょうが、その辺はコツを掴むためのアドバイスやフォローは授業修了後も補習授業として納得ゆくまでさせてもらいます。
この勉強で一番してはならないのは、予習と自惚れと勘違いです。
予習は間違った概念や解釈を先に覚えるのでダメですし、自惚れは自覚がない証拠で、分かった気になってる勘違いは致命的です。
これ程、的中率の高い「占いの帝王」とまで言われてる四柱推命ですが、僕は四柱推命そのものはまだ完成した占いとは微塵も考えていません。
四柱推命は、もっともっと研究の必要な学問ですのでこれからも、お既に卒業されました弟子さん達と共に研究するべきだと思っています。
