山中教授は研究費捻出のために自ら各方面を奔走して寄付を募る活動をされています。
その一つに市民マラソンに参加して寄付活動するという過酷な状況で研究されてるのです。
私は山中教授の思想信条は全く存じ上げませんが、潤沢な研究費を目当てにアメリカや欧州、最悪は近隣の覇権主義の大国にも心を奪われず、研究資金不足という致命的な困難に耐えて研究をされてる姿に以前から感銘と尊敬の念を抱いています。
そもそもですが、ノーベル賞受賞者がその後の研究費を捻出するためにフルマラソンを走ったりしてる国ってあるでしょうか、私はそんな話は聞いたことがありません。
山中教授の研究スタッフなどの人件費も国からの僅かな給付金の中では十分に賄えないばかりか、悪くすれば優秀な研究者を手離すこともあるそうです。
少し論点は外れますが、大東亜戦争末期に学徒動員という暴挙を冒した日本軍でさえも戦地に赴いたのは文系の学生ばかりでした、逆をいえば将来の日本の復興復活のためにはあらゆる方面の技術を活用する事が不可欠でしたのであの泥沼の戦いの中でさえも理系の大学生を最前線には送らなかったのです。
あの過去の忌まわしい戦争で敗戦に導いた軍部でさえも理系の大切さを十分理解していました。
ところが今の政治家や官僚は研究者への支援は小遣い程度の支援給付でしかありません。
例えばですが、今般のコロナワクチンにしても研究者と研究費を惜しむ事さえしなければ、日本はワクチン大国として世界に貢献できていたはずです。
それが欧米の製薬会社から首相自ら頭を下げて下げ渡して貰うという情けない国になってるのが今の日本の現実なのです。
それには日本の有権者にも責任があります、嘗ての政権では「仕訳作業」という政策で多くの研究費用を大幅カットや廃止に追い込んでしまった大失敗の責任は全て私たち有権者についてあるわけです。
研究者への冷遇は現在もまだ当時のスタンスの域を脱していません。
憲法改正も宜しいでしょうが、その前にまずは人命の研究費用を潤沢に研究者の為に用意刷るのが政治の役割ではないかと強く思います。
今、為すべき事はips細胞研究への個人個人の支援だと思います。
私も本当に僅かではありますが御協力させていただきたく思います。
※本当にちょっぴりですが。(苦笑)